EasyNovelAssistantの使い方【2026年版】自分のPCでAI小説を書く手順と今の注意点

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夜の机に白い画面のパソコンと原稿の束、羽根ペン、いすで眠る猫

自分のパソコンだけで、AIに小説の続きをどんどん書いてもらえる無料ツール「EasyNovelAssistant(イージーノベルアシスタント)」。

以前この記事でも紹介しましたが、2026年9月の今も使えるのかが気になって、公式の情報を改めて調べ直してみました。

結論から言うと、今もインストールして使うことはできますが、本体の更新は2024年7月で止まっています。そのあたりの事情も含めて、これから試す人がつまずかないようにまとめてみます。

この記事でわかること
  • EasyNovelAssistant で何ができるのか
  • 2026年9月現在の開発の状況と、使う前に知っておきたいこと
  • 必要なパソコン(グラフィックボードの目安)
  • インストールから最初の生成までの手順
  • 「生成されない」ときに見直すところ

EasyNovelAssistantとは?自分のPCで動く「小説の続きを書くAI」

EasyNovelAssistant は、Zuntan03 さんが GitHub で公開している、日本語の小説を書くためのツールです。

ChatGPT のようなネットのサービスではなく、AI のモデルを自分のパソコンにダウンロードして動かすのが大きな特徴です。書いた文章が外のサーバーに送られないので、人に見せる前の下書きやアイデアメモも気軽に扱えます。

公式の説明では「ローカル特権の永続生成 Generate forever で、当たりガチャを積み上げます」と書かれています。

調べてみると、これはAI に何度でも続きを書かせて、良かった文章だけを拾って積み上げていく使い方のことでした。ネットのサービスのように回数や料金を気にしなくていいのは、自分の PC で動かすツールならではですね。

原稿用紙の束が積み上がっていくイメージのイラスト

主な機能

  • 永続生成:止めるまで続きを書き続け、良い部分だけを選んで次の生成に使えます
  • タブ付きの入力欄:プロンプト(AIへの指示)をタブで分けて、書き比べができます
  • イントロプロンプト:世界観やキャラクター設定を共通の部品にして、複数のタブで使い回せます
  • 読み上げ:音声合成の Style-Bert-VITS2 と連携して、生成した文章を声で聞けます
  • 動画づくり:読み上げ音声に画像を割り当てて、字幕付きの動画を簡単に作れます
  • ファイルのドラッグ&ドロップ:複数のファイルやフォルダをまとめて読み込めます
ヘッドホンと開いた本、音の波をイメージしたイラスト

裏側では KoboldCpp(AIのモデルを動かすソフト)と Style-Bert-VITS2 が動いていて、EasyNovelAssistant はそれをまとめて簡単に使えるようにしてくれる入口、という位置づけです。

【2026年9月現在】使う前に知っておきたいこと

ここが今回いちばん伝えたかったところです。公式の GitHub を見てみると、次のような状況でした。

本体の最後の更新2024年7月5日(新しいモデル「Kagemusya-7B-v1」「Shadows-MoE」「Ninja-V3-7B」の追加)
その後2年以上更新はありません(公開は続いていて、ダウンロードも可能)
質問への回答「F3を押しても生成されない」など、2025〜2026年の質問に回答がついていないものがあります
ライセンスMIT ライセンス(Style-Bert-VITS2 からダウンロードされる音声モデルなどは CC BY-SA 4.0)

正直、ここまで止まっているとは思いませんでした。

使えなくなったわけではありませんが、困ったときに作者さんの回答は期待しにくいので、この記事のような手順を見ながら自分で解決していく前提で考えておくと安心です。

もう一つ気になったのが、ツールの中で使っている部品(Python の requests というライブラリ)の古い版に既知の弱点があることを指摘する提案が、2026年6月に出されたまま取り込まれていないことです。知らない人から受け取ったファイルやプロンプトを読み込まない、使わないときは閉じておく、くらいの気は付けておきたいですね。

なお、AI のモデルを動かしている KoboldCpp のほうは今も更新が続いています(2026年9月26日に v1.122.1 が出ています)。EasyNovelAssistant には、この KoboldCpp を更新するための Update-KoboldCpp.bat と、最近の NVIDIA 製グラフィックボード向けに速い CUDA 12 版へ更新する Update-KoboldCpp_CUDA12.bat が用意されています。

  1. 2024年7月5日本体の最後の更新(新しいモデル「Kagemusya-7B-v1」などの追加)
  2. 2026年6月古い requests の弱点を指摘する提案が出る(取り込まれないまま)
  3. 2026年9月26日KoboldCpp は v1.122.1 が出て、こちらは更新が続いている

必要なパソコン

OSWindows(Linux 用の起動スクリプトもあります)
グラフィックボードNVIDIA 製がおすすめ
VRAM(グラボのメモリ)の目安4GB:最初の設定のまま動く(古いグラボでもOK)
6GB以上:モデルの設定を速い「L33」に変えられる
12GB(例:RTX 3060 12GB):長い文脈(16K)でも余裕をもって動く
空き容量AI のモデルは1つで数GBあるので、余裕をもって空けておくのがおすすめです

公式の「はじめての生成」には「初期設定は VRAM 4GB の古い GPU でも動作する設定になっています」とありました。思ったよりハードルは低めです。

これからグラボを選ぶなら:VRAM別のおすすめ

これからグラフィックボードを用意する人向けに、VRAM の大きさ別に選んでみました。

調べてみると、AI の文章生成ではグラボの速さよりも VRAM の大きさのほうが「できること」を左右します。VRAM が足りないとモデルが載り切らず、とたんに遅くなったり動かなかったりするからです。

VRAMできることこんな人に
8GB初期設定のまま快適に動く。速い「L33」の設定も使えるまずは試してみたい人
12GB長めの文脈でも余裕をもって動くゲームにも使いたい、速さも欲しい人
16GB大きめのモデルや長い文章、画像生成との使い分けにも余裕があるAI をじっくり使っていきたい人

迷ったら 16GB がおすすめです。12GB の RTX 5070 のほうがグラボとしては速いのですが、AI の文章生成では VRAM に余裕がある RTX 5060 Ti 16GB のほうが、あとから「足りない」となりにくいです。

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【16GB・迷ったらこれ】MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS

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VRAM 16GB。大きめのモデルや長い文章にも余裕があります。2連ファンで扱いやすいサイズです。

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VRAM 12GB。3つの中ではいちばん速いグラボです。3連ファンの大きめのカードなので、パソコンのケースに入る長さか確認してから選びましょう。

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VRAM 8GB。初期設定のまま快適に試せます。長さ197mm と小さめで、小型のケースにも入れやすいのが特長です。

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※3つとも2026年9月30日時点で Amazon.co.jp の販売・在庫ありを確認しています。価格や在庫は変わるので、リンク先で確認してください。グラボを増設するときは、電源の容量と補助電源のコネクタも合わせて確認しておくと安心です。

インストールの手順

では早速、インストールの流れを見ていきます。公式の手順をそのままの順番で、つまずきやすい所に一言ずつ添えました。

  1. インストール先のフォルダを作る
    例えば C:\ENA のように、英数字だけで、空白や日本語を含まない場所にします。「デスクトップ」や「ドキュメント」の中は、途中に日本語や空白が入ることがあるので避けたほうが無難です。
  2. Install-EasyNovelAssistant.bat をダウンロードする
    公式ページのリンクを右クリックして「名前を付けて保存」で、1で作ったフォルダに保存します。
  3. ダウンロードした bat ファイルを実行する
    「WindowsによってPCが保護されました」と出たら、「詳細情報」を押してから「実行」を押します。
  4. 関連ファイルのダウンロードを許可する
    「配布元から関連ファイルをダウンロード」するか聞かれたら、問題がなければ y を入力します。「Windows セキュリティ」でネットワークへのアクセスを聞かれたら「許可」を押します。
  5. 完了すると自動で起動します
    モデルのダウンロードがあるので、ネットの速さによってはしばらく待ちます。

2回目からは、フォルダの中の Run-EasyNovelAssistant.bat で起動します。更新するときは Update-EasyNovelAssistant.bat です。

はじめての生成までの流れ

インストールできたら、公式の「はじめての生成」に沿って最初の1本を書かせてみます。

  1. 名前を決める:「設定」メニューで「キャラ名」と「ユーザー名」を好きな名前にします。
  2. 生成する長さを決める:「生成」メニューの「生成文の長さ」を 1024 か 2048 くらいにします。
  3. (VRAM 6GB以上なら)速い設定に変える:開いているモデルの黒いウィンドウ(公式の例では「Vecteus-v1-IQ4_XS L16」)を閉じて、「モデル」メニューから同じモデルの「L33」を選びます。
  4. 生成を始める:「生成」メニューの「生成を開始」(F3キー)で、左の入力欄の続きを AI が書き始めます。止めるときは「生成を終了」(F4キー)です。
  5. 良い文章を拾う:右上の出力欄で気に入った部分をマウスの真ん中のボタン(ホイール)でクリックすると、左の入力欄に移ります。そこからまた続きを書かせて、少しずつお話を育てていきます。

「書かせて、良いところを拾って、また書かせる」を繰り返すのがこのツールの楽しみ方です。いきなり完成品を求めるより、ガチャを回す感覚で気楽に試すのがよさそうです。

「生成されない」ときに見直すところ

公式の質問欄にも「F3 を押しても生成されない」「生成できません」という質問がありました。調べてみると、見直すところはだいたい次の4つです。

  • モデルの黒いウィンドウが開いているか:AI を動かしている KoboldCpp のウィンドウです。閉じていたら「モデル」メニューから選び直します。
  • グラボのメモリが足りているか:足りないと動きません。モデル名の後ろの「L33」などの数字(GPU に載せる量)を小さいものに変えてみます。
  • インストール先の場所:フォルダの途中に日本語や空白が入っていないか確認します。入っていたら、英数字だけのフォルダに入れ直すのが早道です。
  • セキュリティソフト:ダウンロードや通信が止められていないか確認します。「Windows セキュリティ」の許可も見直します。

それでもだめなときは、KoboldCpp を Update-KoboldCpp_CUDA12.bat(NVIDIA の最近のグラボ向け)で新しくすると改善することがあります。

F3、ホイール、C:\ENA。手順を思い出せる?

  1. Q1. 左の入力欄の続きを AI に書かせ始めるキーは?

    • F4
    • F3
    • Enter
    答えと解説

    答えは F3(「生成」メニューの「生成を開始」)。止めるときは F4 の「生成を終了」です。

  2. Q2. 出力欄の気に入った部分を、左の入力欄に移すには?

    • マウスの真ん中のボタン(ホイール)でクリック
    • 右クリック
    • ダブルクリック
    答えと解説

    答えはホイールでクリック。移したところからまた続きを書かせて、少しずつお話を育てていきます。

  3. Q3. インストール先のフォルダに向いているのは?

    • 「デスクトップ」の中
    • 「ドキュメント」の中
    • C:\ENA
    答えと解説

    答えは C:\ENA。英数字だけで、空白や日本語を含まない場所にします。「デスクトップ」や「ドキュメント」の中は、途中に日本語や空白が入ることがあります。

長い文章を書かせたいとき

4096文字以上の長い文章を書かせたいときは、公式では次の設定が案内されています。

  • モデルを「LightChatAssistant」や「Ninja」系に変える
  • 「コンテキストサイズ上限」を 6144 以上にする
  • 「生成文の長さ」を 4096 以上にする

ただし「コンテキストサイズ上限」を増やすとグラボのメモリも多く使うので、動かなくなったら「L33」などの数字を下げて調整します。

使うときの注意

  • 生成した文章を公開するときは、既存の作品に似すぎていないか、自分の目で確認してから使いましょう。
  • モデルごとに性格や得意分野が違います。大人向けの表現に寄ったモデルもあるので、用途に合ったものを選びます。
  • 読み上げの音声モデルは CC BY-SA 4.0 などのライセンスがあるので、動画にして公開するときは条件を確認しておくと安心です。

まとめ:今から試すなら「更新が止まっている」前提で気軽に

EasyNovelAssistant は、自分のパソコンだけで AI に小説の続きを何度でも書かせられる、今でも面白いツールです。VRAM 4GB から動く手軽さも魅力です。

一方で、本体の更新は2024年7月で止まっていて、困ったときの回答も期待しにくいので、「手順どおりに入れて、ガチャ感覚で遊んでみる」くらいの気持ちで始めるのがちょうどいいと感じました。

※この記事は2026年9月30日現在の公式情報をもとにまとめています。最新の情報は公式ページで確認してください。