鉄道の日はなぜ10月14日? 1872年の新橋〜横浜(29km・53分)と、2026年の催しの探し方

きょう10月14日(水)は「鉄道の日」です。国土交通省の説明によると、明治5年(1872年)10月14日に新橋~横浜間で日本最初の鉄道が開通したことを受け、その誕生と発展を記念して、平成6年(1994年)に毎年10月14日を「鉄道の日」と定めました。

では、その最初の鉄道はどんな列車だったのか。そして、鉄道の日に合わせた催しはどこで調べればよいのか。国や自治体、鉄道会社の公式の案内を開いて確かめました(2026年10月13日)。

「鉄道の日」は、1994年に定められた日

鉄道の日の歴史は、1872年の開業そのものよりずっと新しく、1994年から始まっています。国土交通省の2023年9月15日の報道発表には「今年、2023年は、『鉄道の日』が制定されて30周年を迎える年」とあり、いまの国土交通省のページでは「制定されてから33回目」と書かれています。JR九州の2026年9月14日のプレスリリースも、催しの名前を「第33回 鉄道の日イベント」としていました。

この日に催しを開くのは、1つの会社ではありません。国土交通省によると、鉄道事業者・関係団体・国などが「鉄道の日」実行委員会をつくり、毎年、行事を全国各地で行っています。

最初の鉄道は、29kmを53分

東京都港区の「鉄道開業150年」のコラム(2022年12月21日更新)によると、正式に開業したときに新橋~横浜間に設けられた駅は、品川・川崎・神奈川(いまの横浜駅の北)で、すぐ後に鶴見駅もできました。列車は新橋~横浜の29kmを53分で走り、1日9往復していました。29km・53分という数字は、国立公文書館と東京都都市整備局の資料にも同じように書かれています。

新橋~横浜 29km・53分・1日9往復新橋品川川崎神奈川横浜
正式開業のときの駅(港区「鉄道開業150年 港区と鉄道の夜明け」)。駅の間の長さは実際の距離ではなく、順番だけを表しています。鶴見駅は、すぐ後にできた駅なので入れていません。

運賃は3つの等級に分かれていて、上等1円12銭5厘、中等75銭、下等37銭5厘でした(港区のコラム)。

開業の日は「10月14日」?「9月12日」?

調べていて、同じ開業の日が出典によって違う日付で書かれていることに気づきました。

出典先に始まった区間新橋~横浜の正式な開業
港区のコラム6月12日に品川~横浜で仮営業明治5(1872)年10月14日
国立公文書館明治5年5月7日に品川~横浜(いまの桜木町)で仮開業9月12日に本開業
東京都公文書館―明治5年9月12日に開業

どの出典も、品川~横浜が先に走り出し、あとで新橋までつながった、という流れは同じです。ただ、なぜ日付の書き方が違うのかは、今回開いたページには書かれていませんでした。この記事の「10月14日」は、鉄道の日を定めた国土交通省の説明に合わせています。

2026年の催しは、鉄道会社の公式の案内で探す

鉄道の日の催しは、実行委員会の行事のほか、鉄道会社がそれぞれ案内しています。いちばん確かなのは、利用する鉄道会社の公式サイトのニュースリリースや特設ページを「鉄道の日」で探すことです。2026年10月13日に開いた公式の案内には、たとえば次のようなものがありました。

  • JR九州「第33回 鉄道の日イベント」:2026年9月14日のプレスリリースで、2026年10月から2027年1月にかけて、九州各地と東京で催しを開くと案内しています。別紙には、小倉工場まつり2026(10月18日(日)10:00~15:00の予定、小倉総合車両センター)、ふくほくフェス2026(11月7日)、早岐鉄道まつり2026(11月7日)、トレインフェスタ in 大分 2026(11月14日)、九州レイルウェイフェス2026(2027年1月16日・17日)などが並んでいます。特設ページもあります
  • JR東日本「鉄道の日~お客さま感謝DAY~inSENDAI2026」:公式メディア「JREメディア」の案内では、10月10日(土)9:30~16:00、JR仙台駅の2階ステンドグラス前などで、入場無料でした
  • JR西日本とJR東海の初めてのコラボ:JR西日本の2026年10月7日のニュースリリースで、鉄道の日を記念して、JR東海の「JR東海MARKET」とJR西日本の「WESTERモール」が初めてコラボし、第1弾として両社のエリアを結ぶ列車をテーマにした鉄道グッズを販売すると案内しています。販売の始まる日時は、各社の案内で確かめてください

JR九州の南福岡・西唐津の催しや、お台場の「第33回 鉄道フェスティバル」(10月10日・11日)、仙台の催しのように、10月14日より前の週末に開かれたものもあります。鉄道の日の当日だけでなく、前後の週末や、年明けまで続く催しもあるわけです。

ここに挙げたのは、2026年10月13日に開いた案内の一部です。案内に書かれた時間には「予定」とされているものもあります。出かける前に、日程・場所・申し込みの要るかどうかを、各社の公式の案内で確かめてください。

3問クイズ:最初の鉄道と鉄道の日

  1. Q1. 正式開業のころ、新橋~横浜の29kmにかかった時間は?

    • 23分
    • 53分
    • 1時間33分
    答えと解説

    答えは「53分」。列車は1日9往復していました(港区のコラム・国立公文書館)。

  2. Q2. 開業のときの運賃。いちばん安い「下等」はいくら?

    • 1円12銭5厘
    • 75銭
    • 37銭5厘
    答えと解説

    答えは「37銭5厘」。上等が1円12銭5厘、中等が75銭でした(港区のコラム)。

  3. Q3. 「鉄道の日」が定められたのは?

    • 1994年(平成6年)
    • 1872年(明治5年)
    答えと解説

    答えは「1994年」。1872年は最初の鉄道が開通した年で、その日を記念して1994年に鉄道の日が定められました(国土交通省)。2026年は33回目です。

まとめ

鉄道の日は、1872年10月14日に新橋~横浜間で日本最初の鉄道が開通したことを記念して、1994年に定められた日。開業のころの列車は29kmを53分、1日9往復で走りました。開業の日は出典によって「9月12日」と書かれていることもあり、理由までは今回の出典では分かりませんでした。2026年の催しは、10月から年明けまで各地で案内されています。日程は、各社の公式の案内で確かめてから出かけてください。

※2026年10月13日に出典を開いて確かめた時点の情報です。催しの日程・内容は変わることがあります。

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