Androidスマホのマイナンバーカード、10月20日に「刷新」の予定。いまの電子証明書のサービスと変わるところ、入れる前の確かめごと

iPhoneにマイナンバーカードを入れられるようになったのは、2025年6月24日でした。では、Androidのスマホはどうなるのか。デジタル庁の案内を開いてみると、「Androidのマイナンバーカード」の提供開始は「2026年10月20日予定」と書かれていました。

この記事は、2026年10月15日に、デジタル庁の案内(「Androidのマイナンバーカード」のサービスのページとお知らせ)を確かめて書いています。この記事が出る10月16日の時点では、新しいサービスはまだ始まっていません。

始まる日や使える機種は、変わることがあります。デジタル庁のお知らせにも「変更となることがあります」と書かれています。入れようと思ったときは、デジタル庁の最新の案内で確かめてください。

いまあるのは「電子証明書」だけを入れるサービス

調べてまず分かったのは、Androidスマホにマイナンバーカードの機能を入れるサービスは、実は前からあるということでした。デジタル庁の案内では、2つのサービスを分けて書いています。

いまのサービス新しいサービス
名前Androidスマホ用電子証明書搭載サービスAndroidのマイナンバーカード
いつから2023年5月に提供開始2026年10月20日の予定
入れるもの電子証明書Google ウォレットに入れる。電子証明書に「属性証明機能」が加わる

新しいサービスは、いまのサービスを「機能拡充・刷新」したもの、と説明されています。サービスのページの名前も、10月15日の時点では「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス(10月20日刷新予定)」のままでした。

いまのサービス(電子証明書の機能)でできることとして、案内には次のものが挙がっています。

  • マイナポータルへのログイン
  • コンビニで住民票の写しなどの証明書を取る
  • 医療機関や薬局で「マイナ保険証」として受付をする
  • 確定申告(e-Tax など)

いまのサービスを使っている人については、2025年9月19日のお知らせに「2026年秋頃以降、簡単に「Androidのマイナンバーカード」に更新ができます」とあります。

新しく加わる予定の「属性証明機能」

2026年10月2日のお知らせによると、新しいサービスは「Android端末(Google ウォレット)に入れて利用できるマイナンバーカード」です。新しく加わるのが「属性証明機能」で、お知らせには、対面のサービスで「本人確認、年齢確認、住民確認等を簡単かつ確実に受けられるようになります」と書かれています。

読み取る側の準備についても書かれていました。お店や窓口がスマホを読み取るときは、デジタル庁の無料のアプリ「マイナンバーカード対面確認アプリ」を使えるそうです。銀行や証券の口座開設などの民間のサービスは、「対応予定」とされています。どのお店や窓口で使えるようになるかは、10月15日の時点の案内には載っていませんでした。

いまのサービスでできる? 新しいサービスで加わる予定? 札を仕分けてみよう

  • いまのサービスでもできる
  • 新しいサービスで加わる予定
  1. コンビニで住民票の写しを取る

    答えは「いまのサービスでもできる」。電子証明書の機能でできることとして案内に挙がっています。

  2. お店で、スマホを見せて年齢確認を受ける

    答えは「新しいサービスで加わる予定」。対面の本人確認・年齢確認・住民確認は、新しく加わる「属性証明機能」の役目です。

  3. 病院や薬局で、マイナ保険証として受付をする

    答えは「いまのサービスでもできる」。案内では、いまの電子証明書の機能でできることに入っています。

  4. Google ウォレットに入れて使う

    答えは「新しいサービスで加わる予定」。10月2日のお知らせで、新しいサービスは「Android端末(Google ウォレット)に入れて利用できる」と説明されています。

自分のスマホで使える? いま分かっていること、まだ分からないこと

スマホに入れるときは「マイナアプリ(旧マイナポータルアプリ)」を使います。デジタル庁の動作環境のページでは、アプリが動く条件として次の3つが書かれていました。

  • Androidバージョン11以降
  • NFC機能があること
  • スマホにロック(PIN・顔認証・指紋認証など)を設定していること(必須)

いまのサービスの対象機種について、サービスのページには「現在、200以上の機種に対応しています」とあります(この数字がいつの時点のものかは、ページに書かれていませんでした)。

ただ、新しいサービスで使える機種は、10月15日の時点ではまだ発表されていません。10月2日のお知らせには「一定の基準を満たすセキュリティチップを搭載したAndroid端末でご利用いただけます」とあり、詳しい機種は「10月20日までに掲載を予定しております」とされています。いまのサービスに対応している機種が、そのまま新しいサービスでも使えるのかどうかは、この案内からは読み取れませんでした。機種の一覧が出たら、デジタル庁の案内で自分のスマホの名前を探してみてください。

入れる前に知っておきたいこと(いまのサービスと共通の案内から)

新しいサービスでの手順や注意点は、10月15日の時点ではまだ公開されていませんでした。ここに書くのは、いまのサービスの案内と、スマホのマイナンバーカードに共通の案内ページに書かれていることです。新しいサービスで変わることもあるので、始まったあとの案内でも確かめてください。

なくしたとき・盗まれたとき

共通の案内ページでは、まずマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178。音声ガイダンスで2番)に電話して、一時利用停止をするよう書かれています。24時間365日受け付けています。同じ番号は、iPhoneのマイナンバーカードのページにも載っていました。

暗証番号(パスワード)

  • スマホに追加するときは、実物のマイナンバーカードの読み取りと、カードの署名用パスワードが要ります。案内では、スマホ用の署名用パスワードは「英数字6〜16文字で設定します」とされています
  • 利用者証明用のパスワードは数字4桁です。3回続けて間違えるとロックされますが、マイナアプリで初期化できると書かれています

機種変更・スマホを手放すとき

  • 手放す前に、スマホに入れたマイナンバーカードを削除します
  • カードを追加できるスマホは1人につき1台です。新しいスマホに追加すると、前のスマホでは使えなくなります

夜の手続きは、翌朝に続く

案内を読んでいて目にとまったのが、時刻の決まりです。スマホに追加する手続きは、19時30分以降に操作すると、通知が届くのは朝8時以降になります。機種変更でも、19時30分以降に前のスマホから削除した場合、新しいスマホに追加できるのは朝8時以降です。夜に前のスマホから削除すると、新しいスマホに入れるのは翌朝まで待つことになります。

  1. 2023年5月Androidスマホ用電子証明書搭載サービスが始まる
  2. 2025年6月24日iPhoneのマイナンバーカードが始まる
  3. 2025年9月19日Androidのサービスを「2026年秋頃」に刷新する予定とお知らせ
  4. 2026年10月2日提供開始を「2026年10月20日予定」とお知らせ
  5. 2026年10月20日(予定)Androidのマイナンバーカードの提供開始。使える機種の一覧も、この日までに載せる予定

10月20日のあとに見るところ

Androidのスマホでマイナンバーカードを使う話は、ゼロから始まるのではなく、2023年5月からある電子証明書のサービスに、対面の本人確認・年齢確認に使う機能が加わるという話でした。始まる日(2026年10月20日)は予定で、使える機種の一覧はまだ出ていません。

入れるかどうかを考えるときは、次の順で見ていくと迷いにくそうです。

  1. デジタル庁の案内で、サービスが始まったか(始まる日が変わっていないか)
  2. 使える機種の一覧に、自分のスマホがあるか(Android 11以降・NFC・画面のロックも)
  3. 新しいサービスの手順と注意点(なくしたとき・機種変更のとき)

※2026年10月15日にデジタル庁の案内で確かめた情報です。始まる日・使える機種・手順は変わることがあります。最新の情報はデジタル庁の案内で確かめてください。

参考にした情報