10月なのに暑い日。暑い秋の服は「朝晩」と「昼」で分けて考える、という小さな発見

10月なのに、まだ暑い日があります。tenki.jp の東京(千代田区)の予報では、10月11日(日)は晴れで、最高27℃・最低16℃。3日後の14日(水)は最高28℃の予報でした(どちらも10月9日22時発表の予報です)。

とはいえ、今年は涼しい日が多かったので、少しくらい暑い日があってもいいかな……と思っちゃうんですよね。でも、暑い秋に何を着て、どう過ごすといいのかは知っておきたい。そこで、服の目安と、衣替えの由来、暑さの情報の見かたを調べてみました。

予報とこの秋のようす(ざっくり)

同じ予報で、10月11日から16日までの最高気温は23〜28℃。晴れの日が多く、14日(水)は曇り時々雨の予報です。

少し先については、気象庁が10月8日14時30分に出した1か月予報(10月10日から1か月)があります。関東甲信地方は「期間の前半は、気温がかなり高くなる見込みです」とされ、平均気温が「高い」確率は70%でした。次の1か月予報は10月15日に出ます。

ちなみに、気象庁の9月の天候のまとめでは、東京を含む東日本の9月の平均気温は「平年並」。上旬は低く、下旬は全国的に高かったそうです。雨も多く、東日本太平洋側では9月の降水量が平年の236%と、1946年の統計開始以降、9月としていちばんの多雨でした。

服の目安は、同じ日でも時間帯で分かれる

tenki.jp には、予想気温から服装の目安を出す「服装指数」があります。説明には「朝晩や日中の予想気温からどんな服装が適しているか提案します。お出かけする時間帯に合わせて調節できる服装にしましょう」とあり、朝・昼・夜の3つの時間帯で目安が出ています。

10月11日(日)の目安を見ると、昼は「半袖Tシャツ一枚で過ごせる暑さ」なのに、朝と夜は「薄手のジャケットを羽織ろう」。同じ1日のなかで、目安が2つに分かれていたんです。

朝・昼・夜で、服の目安はどう変わる?

  1. 10月11日(日)最高27℃・最低16℃
    1. 朝 50「薄手のジャケットを羽織ろう」
    2. 昼 80「半袖Tシャツ一枚で過ごせる暑さ」
    3. 夜 50「薄手のジャケットを羽織ろう」
  2. 10月12日(月)最高26℃・最低17℃
    1. 朝 50(11日の朝と同じ値)
    2. 昼 70「半袖+カーディガンで温度調節を」
    3. 夜 50(11日の夜と同じ値)
  3. 10月13日(火)最高26℃・最低17℃
    1. 朝 50(11日の朝と同じ値)
    2. 昼 70(12日の昼と同じ値)
    3. 夜 60「長袖シャツ・カットソーで快適に」

tenki.jp の東京(千代田区)の服装指数(10月9日20時発表)と、同じページの予想気温です。予報は変わります。選んだ値はどこにも送りません。

12日(月)になると、昼の目安は「半袖+カーディガンで温度調節を」に。13日(火)の夜は「長袖シャツ・カットソーで快適に」と、少しずつ秋の服に寄っていきます。

こうして並べると、暑い秋の服の工夫は、半袖を軸にして、朝晩のための1枚を足すという考え方になりそうです。指数のことばのとおり、羽織りものは薄手のジャケットやカーディガンのような、脱いだり着たりしやすいもの。昼だけ出かけるのか、夜まで外にいるのかで、持っていく1枚を決めるとよさそうです。

ただ、服装指数の説明には「人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、あくまで目安とお考えください」ともあります。私は涼しいのが好きなので、たぶんけっこうぎりぎりまで夏服です。暑がりか寒がりかで、目安から少しずらして考えるのがちょうどいいのかもしれません。

衣替えの10月1日は、もとは宮中の決まり

「10月になったら衣替え」と聞くけれど、その日付はどこから来たのか。辞典を2つ引いてみました。

日本大百科全書(ニッポニカ)によると、衣替え(更衣)は「季節によって衣服、調度を改める行事」。平安時代の宮中では、4月1日と10月1日に行っていました。デジタル大辞泉には、これが陰暦(昔のこよみ)の日付だったこと、そして江戸幕府では、ほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあったことが書かれています。

そして今は、大辞泉の言葉では「一般に6月1日と10月1日に主に制服について行われる」。ニッポニカも、江戸時代以後、今に至るまで、平安時代の宮中の基準に倣っているのが普通だ、としています。

つまり、10月1日にきっちり替えるのは、主に制服の話。ふだんの服は、その日の目安を見ながら少しずつ替えていっても、よさそうです。

暑い秋の過ごし方:予報と暑さ指数を、そのつど見る

過ごし方の工夫で、いちばん効きそうなのは、出かける前にそのつど予報を見ること。予報は日ごとに変わるので、この記事の数字も10月9日夜の時点のものです。

  • 気温と服の目安:tenki.jp の地点ごとの天気(「2週間天気」)と「服装指数」のページ。服装指数は朝・昼・夜で見られます
  • 少し先の傾向:気象庁の「季節予報」のページ(1か月予報。地域ごと)。次は10月15日の発表です
  • 暑さの情報:環境省の「熱中症予防情報サイト」。令和8年度の暑さ指数(WBGT)・熱中症警戒アラートなどの情報は、4月22日から10月21日まで出ています

見落としやすいのは、暑さ指数の情報が10月21日まで続いていること。厚生労働省の職場向けの「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」は5月から9月までですが、暑さの情報そのものは10月も出ています。

暑いと感じる日は、夏と同じように、水分をとる・無理をしない、といった気配りを続けたいところです。体調が気になるときは、早めに医療機関などに相談してください。

3問クイズ:衣替えと暑い秋

  1. Q1. 平安時代の宮中で、衣替えをしていた日は?

    • 6月1日と10月1日
    • 陰暦の4月1日と10月1日
    • 5月5日と9月9日だけ
    答えと解説

    答えは「陰暦の4月1日と10月1日」。5月5日・9月9日などは、江戸幕府が「このほかに」着替える日として定めていた日です(デジタル大辞泉)。

  2. Q2. いま、6月1日と10月1日の衣替えが主に行われるのは?

    • 制服
    • 家で着る服のすべて
    答えと解説

    答えは「制服」。デジタル大辞泉には「現在では、一般に6月1日と10月1日に主に制服について行われる」とあります。

  3. Q3. 環境省の暑さ指数(WBGT)の情報、令和8年度はいつまで出ている?

    • 9月30日まで
    • 10月1日まで
    • 10月21日まで
    答えと解説

    答えは「10月21日まで」。令和8年度は4月22日から10月21日まで、暑さ指数・熱中症警戒アラートなどの情報が出ています(環境省 熱中症予防情報サイト)。

まとめ

10月なのに暑い日は、昼と朝晩で服の目安が分かれる日でした。半袖を軸に、朝晩のための薄手の1枚を足す。衣替えの10月1日は主に制服の話なので、ふだんの服はその日の目安で少しずつ替えていけば十分そうです。予報も暑さ指数も変わるので、出かける前にそのつど確かめてみてください。

※2026年10月9日時点の情報です。予報は発表のたびに変わります。服装指数は目安で、感じ方は人によって違います。

参考にした情報