10月6日は役所改革の日。「すぐやる課」を作ったのは、ドラッグストアの創業者だった、という小さな発見

道に大きな穴があいている、通学路にハチの巣がある。そんなとき、市役所のどこに電話すればいいのか、迷ったことはありませんか?

10月6日は「役所改革の日」です。1969年(昭和44年)のこの日、千葉県松戸市に「すぐやる課」ができたことにちなんでいます。調べてみると、この課を作ったのは、当時の松戸市長で、ドラッグストア「マツモトキヨシ」を始めた松本清さんでした。

「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」

松戸市によると、すぐやる課は、市長の松本清さんの発案で生まれました。合言葉は「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」。

役所の仕事は、担当の課が細かく分かれています。「これはどこの担当?」と聞き回っているうちに時間がたってしまう、いわゆる縦割りを乗りこえて、住民の困りごとにすぐ動く窓口を作ろう、という考えでした。

お店を経営していた人が市長になって、「お客さんを待たせない」という感覚を役所に持ちこんだ、と考えると、名前のわかりやすさにも納得がいきます。

いまは、どんな仕事をしている?

すぐやる課は、2026年のいまも松戸市にあります(総合政策部)。松戸市のページでは、主な仕事として次のようなものが挙げられています。

  • スズメバチなどのハチの巣の駆除・相談
  • 公道の上の動物の死体の片づけ
  • 道路の上の危ない放置物の撤去
  • 市が管理する道路や側溝の、すぐに直せる小さな傷みの修理
  • 冬の、市内の小学校の通学路のパトロール

どれも「担当がはっきりしないけれど、放っておくと危ない」ものばかり。生まれてから57年たっても、最初の考え方がそのまま続いていることがわかります。

自分の町で困ったら:道路なら「#9910」

すぐやる課のような窓口がない町も多くあります。そんなときに覚えておくと便利なのが、国土交通省の「道路緊急ダイヤル(#9910)」です。

道路緊急ダイヤル(#9910)
  • 受け付けるもの:道路の穴ぼこ・段差、落下物、路面の汚れ、ガードレールや標識の傷み、動物の死骸など、道路の異状
  • 受付:全国共通の番号で、24時間・無料。国土交通省の LINE 公式アカウントからも、写真つきで知らせられます
  • 対応:道路を管理しているところ(国・県・市など)につながります。夜や土日の連絡は、次の開庁日以降の対応になることがあります

道路は、国道・県道・市道で管理しているところが違い、見た目では区別がつきません。「どこの道か分からなくても、まず #9910」と覚えておくと、迷わずにすみます。

※人がけがをしている、車が事故を起こしているなど、命にかかわるときは、110番・119番に連絡してください。ハチの巣の扱いは自治体によって違うので、お住まいの市区町村の案内を確認してください。

まとめ

10月6日は「役所改革の日」。1969年に松戸市で生まれた「すぐやる課」は、ドラッグストアの創業者でもあった市長の松本清さんが作った、縦割りを乗りこえて住民の困りごとにすぐ動くための課でした。いまもハチの巣や道路の小さな傷みなどに対応しています。

自分の町では、道路の困りごとは「#9910」。スマホの電話帳に入れておいてはいかがでしょうか?

※2026年10月6日時点の情報です。

参考にした情報