東京は36日連続で雨。天気の記録の「0.0ミリ」と「-」は意味が違う、という小さな発見

雨の街角で傘をさして歩く人と、窓辺の部屋干しの洗濯物のイラスト

多くの方が、「最近、ずっと雨ばかりじゃない?」と思っているかもしれません。

その感覚は、気のせいではありませんでした。東京都心では8月27日から10月1日まで36日連続で降水を観測し、統計のある1876年以降で最も長い記録になりました。それまでの記録は、2019年6月27日から7月29日までの33日間です。9月は1日から30日まで、毎日どこかで雨を観測していたことになります。

「でも、晴れていた日もあったような…」。そう思って天気の記録の見方を調べてみると、ふだん目にする数字の中に、ちょっとした決まりごとが隠れていました。

「0.0ミリ」と「-」は、意味が違う

気象庁の過去の天気の記録を見ると、雨の量の欄に「0.0」と書かれている日と、「-」と書かれている日があります。どちらも「雨は降らなかった」ように見えますが、実は意味が違います。

記録の表示意味(気象台などの場合)
0.0ミリ降水はあったが、0.5ミリに届かなかった
-降水がなかった

つまり、傘がいらないくらいの、ぱらっとした雨でも、気象台では「降水があった日」として区別して記録されています。日中は晴れていても、未明に少しだけ降った日があれば、記録の上では雨の日になるわけです。10月1日も、昼には晴れて27℃を超える夏日になりましたが、未明に降水を観測していました。

ちなみに、各地のアメダスでは「降水があったかどうか」そのものは観測していないため、降水がない場合はすべて「0ミリ」と表示されます。同じ「0」でも、どこで観測したかで読み方が変わるのは、ちょっと面白いところです。

秋の長雨には「秋霖(しゅうりん)」という名前がある

夏の終わりから秋にかけて、雨や曇りの日が続くことを「秋雨(あきさめ)」や「秋霖(しゅうりん)」と呼びます。梅雨と同じように前線が日本付近にとどまることで起こり、昔から季節の言葉として使われてきました。

今年の長雨は記録に残るほどでしたが、天気予報によると、この先は晴れる日が増える見込みです。もうしばらく、雨と上手につきあっていきたいですね。

長雨の季節を気持ちよく過ごす3つの工夫

雨の日が続くときに
  • 部屋干しは「早く乾かす」が合言葉:洗濯物どうしの間をあけ、扇風機やサーキュレーターで風を当てると、乾くまでの時間が短くなり、においも出にくくなります。
  • 窓を少しだけ開けて空気を入れかえる:雨の日でも、短い時間の換気で部屋の湿気がこもりにくくなります。クローゼットや下駄箱の扉も、ときどき開けておくと安心です。
  • 晴れ間の予報をチェックしておく:布団干しや大物の洗濯は、晴れる日をねらってまとめて。天気予報の「降水確率」と「時間ごとの予報」をあわせて見ると、計画が立てやすくなります。

まとめ

東京都心の36日連続の降水は、1876年からの記録で最も長いものになりました。天気の記録では、「0.0ミリ」は降ったけれど0.5ミリに届かなかった日、「-」は降らなかった日と区別されています。

次に天気のデータを見るときは、数字の「0.0」と「-」の違いにも目を向けてみてください。いつもの天気予報が、少しだけ面白く見えてくるかもしれません。

※記録は2026年10月1日時点の報道と気象庁の説明によります。

参考にした情報